MT初心者がおもしろレンタカーでマニュアル車(MT車)に乗ってみた
こんな人におすすめ
- おもしろレンタカーに興味がある。
- あまり運転経験は無いけどMT車を運転してみたい。
- MT初心者でもレンタルできるのか、運転できるのか不安。。。
このご時世、MT車はどんどん希少となってきており、利便性を考えるとAT車を選ぶのが一般的だと思います。
そんな中、
「MT車を買う勇気はないけど運転したいな~」
「MT車を買ってみたいけど、買ってから思ってたのと違うってならないかな」
そう思っている方、意外と多いと思います。
今回はそんなあなたにご提案
「おもしろレンタカーでMT車運転してみちゃおう」
ということで実際にMT初心者の私が利用してきた感想なども含めてご紹介したいと思います。
ちなみに私はそこまで詳しくないけど車や運転は好き、たま~にMT車を運転しているレベルの初心者です。
結論
「やっぱり自分で操るMT車は楽しい。初心者でも大丈夫!」
- 1.おもしろレンタカーとは
- 2.レンタルの流れ
- 3.おもしろレンタカーの価格
- 4.今回借りた車
- 5.いざ運転
- 6.MT初心者が感じた、楽しむために気をつけたいこと
- 7.MT初心者が思うMTならではの楽しさ
- 8.まとめ
1.おもしろレンタカーとは
- 東京 5店舗
- 千葉 3店舗
- 埼玉、愛知、和歌山、広島、沖縄 各1店舗
を有するレンタカー屋さんです。
トヨタレンタカーをはじめとする普通のレンタカー屋とはその特徴が大きく異なっています。
それは、昔のスポーツカーから最新のスポーツカーや高級車まで取り揃えている点です。もちろんMT車もあります。
私の知っている中だとオリックスレンタカーはキャンペーンでスポーツカーや高級車に乗れたりしますが、おもレンでは在庫さえあればいつでもレンタルが可能です。
今回の内容は千葉にある野田本店の情報をもとに記載しています。
2.レンタルの流れ
レンタルする車は店舗はもちろん、メーカー、車種、車のタイプ等から検索し、そのままネット予約が可能です。
ここでいくつか注意点
- 会員登録が必要
- 運転者は23歳以上かつ免許取得後3年以上経過している必要あり
(MTはMT免許取得およびAT限定解除から3年)
- ネットでクレジットカード決済のみ(延長料金なども)
- ノンオペレーションチャージが高額
基本的に大多数の4年制大学の学生さんは借りられない条件になっています。
もう生産していない貴重な車をはじめ、そもそも高い車が中心のため少々条件が厳しいのではないのでしょうか。
それ以外は一般的なレンタカーと同じです。
当日は受付で免許のコピーや誓約書の記入、外装の傷チェックなどを済ませて出発です。
帰りはガソリンを満タンにし返却、傷のチェックや料金の確認、簡単なアンケートに答えて無事終了となります。
ちなみに今回は、申し訳ない事に10分ほど遅刻してしまいました。連絡をしたところ大丈夫ですよと優しく対応していただけましたが、同じ対応をしていただけるかはわからないので時間には余裕をもって行動しましょう。
3.おもしろレンタカーの価格
店舗や車種によってもちろん異なります。
MT車(本店)に限ると一番安いものは6時間5830円、9時間7350円、24時間10260円
一番高いものは6時間 18,440円、9時間 23,040円、24時間32,260円となっていました。
他に気になるのが事故時の保険だと思います。
おもしろレンタカ―の場合、レンタカー代に保険料も含まれています。
免責補償もありますがこちらの価格も店舗や車種によって異なるようです。
入っていると事故時の免責額10万円が免除となります。
一方で気をつけたいのが、注意点にも記載したノンオペレーションチャージ(NOC)です。これが免責補償に入っていてもがっつり発生します。
その額なんと(本店の場合)
自走可能→15万
自走不可能→30万
いやあ、高い。
ノンオペレーションチャージとは事故で車両への損害があった場合に店舗への営業補償として払うものになります。
一般的なレンタカーだと2~5万円が多いと思いますが、これも希少な車を扱っているためしょうがないと思います。
店頭に事故でぼろぼろになった車の写真などがあって注意喚起もされていました。
どんなに速く、走りが楽しい車でも、安全運転でいきましょう。。。
4.今回借りた車
Honda S2000
スポーツオープンカーの名車です。S2000に対する感想は他の記事に書こうと思います。
5.いざ運転
ギアがニュートラル(N)に入っていることを確認し、クラッチとブレーキを踏みながらエンジンを始動します。
この車はちょっと特殊で、キーを回してエンジンをかけるのではなく、キーを回した後にエンジンスタートボタンを押すことでエンジンがかかります。
もちろん現在のキーレスタイプよりは利便性に劣るものの、ボタンタイプが20年近く前の車に搭載されていたとは驚きでした。
クラッチは硬め、半クラッチのポイントまで一気に押し戻されるような感じです。
うーん、初心者向けじゃないかんじ・・(笑)
しかし、30分も運転すれば体が思い出してきました。
今回私は5時間程運転しましたが、最後の方にはすいすいシフトを変えられるようになりました!
エンストは10回前後といったところでしょうか。逆になれてきたころに頻発しました(下手くそ)。
6.MT初心者が感じた、楽しむために気をつけたいこと
・MT経験のある友人を連れて行くべし!
安心感が違います。MT経験者ではなくても一人で行くよりは誰かが隣にいた方がいいと思います。特にMTはシフトやクラッチの操作など、AT車よりも操作が多くなるため、AT車では無意識にできる確認などがおろそかになりがちなんですよね。そういったところをカバーしてもらうという意味でも同乗者(できればMT経験者)がいた方が安心です。
・エンストしても、ノッキングしても慌てない!
エンストしても大丈夫!もちろん、周りに迷惑がかからないかというとそうではないのでしないに越したことはないですが。ただ、落ち着いて対処すればリスタートまでそこまで時間はかからないです。
特に交差点での右左折などは緊張する方が多いと思います。とはいってもいざエンストするとパニックになると思います。
少しでも落ち着くためには
- エンジン再始動のやり方を確認しておく。
- 前の車や信号をみて早めに準備をする。
- 信号待ちの時、動き出す前にブレーキを踏んだまま半クラッチ状態で待機。
- エンストした場合はハザードをたく。
などがあるかなと思います。
こういった場合にも同乗者がいた方が安心ですね。
ちなみに最後2つは同乗の友人から教えてもらったものだったりします。
個人的にエンストしたときのハザードは最終手段とはいえかなり効果的だと思います。
たまたまかもしれませんがこれでクラクションを鳴らされることはなかったです。後続車に対して何かトラブルがあったんだなと知らせる事が大事です。
ちなみにS2000のようなオープンカーでエンストするとなかなか恥ずかしいです。
・半クラッチのポイントを早めにつかむべし
なにをもって操作に慣れたというのかというと、半クラッチのポイント(クラッチミート)が見つけられるかというところではないでしょうか。
私の場合は冒頭で述べたようにたまーに運転していたということもあるとは思いますが30分程度である程度慣れることはできました。長い期間があいた時も意外と体は覚えているものです。
昔やっていたスポーツを何年かぶりにやる感覚に似ています。意外と体は反応します。
うまい人ならもっと早いかもしれません。
可能であればすいている駐車場などで半クラッチの感覚をつかんでから目的地に向かうのがおすすめです。
恐らく初心者にとって鬼門となるのが、発進時の半クラッチです。半クラッチの感覚さえつかんで車が動き始めてしまえばエンストの恐れもなくなり、楽に運転ができると思います。
7.MT初心者が思うMTならではの楽しさ
ずばり、「自分で考え、自分で操る喜び!」。
AT車との大きな違いはもちろん、シフトやクラッチの操作が必要になります。
見える部分だとその通りだと思うのですが、MT車の場合は操作をどのタイミングで行うのか等、頭を使うことも必要になってきます。
具体的な例としては「上り坂に入る前にシフトダウンをしないと登れなそうだな」という予測をしながらの運転といったものです。
より考えた上で操作をする、ということですね。
私も初心者ですので下手くそですが、操作がうまくいき、予測したとおりに車を操ることができたときはとても楽しかったです。
8.まとめ
今回は私がMT車を運転するために利用させていただいたおもしろレンタカーの紹介と、MT初心者として感じたことを書いてみました。